けんさ質問箱
Q 屈折計と比濁法における総蛋白測定値相違の原因について
吉田 俊彦
1
,
大沢 進
1
,
T. M.
1千葉大学医学部附属病院検査部
pp.1237-1238
発行日 1990年8月1日
Published Date 1990/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900361
- 有料閲覧
- 文献概要
ある症例で血清総蛋白濃度を測定したところ,屈折法で3.8g/dl,比濁法で4.5g/dlとなりました.考えられる原因は何でしょうか.なお,測定には,アタゴ血清蛋白屈折計Nを使用しており,10.0mg/100ml食塩水で蛋白目盛りが7.2g/dlを示すことから屈折計には異常がないことを確認しています.測定温度は室温で26℃です.参考までに患者(骨粗鬆症,パーキンソン症候群)の過去のデータを記します.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.