技術講座 病理
Northern blotting
長谷 聖美
1
,
青木 洋祐
1
1国立公衆衛生院栄養生化学部
pp.142-146
発行日 1990年2月1日
Published Date 1990/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900037
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サマリー
DNAが転写されてmRNAが作られ,これが翻訳されて蛋白質ができる.このmRNAを分析するための手技としてNorthern blottingがあり,本法によりmRNAの質的・量的変化が検出される.本法では,細胞からmRNAを採取して電気泳動を行った後,メンブレンへ移し,プローブを用いて目的のmRNAを検出するが,一般に,mRNAは他のRNAに比べて細胞内含量も少なく,また,これを破壊するRNaseは細胞内外に多量に存在するため,いかにして完全なmRNAを得るかが本法のポイントとなる.
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