ワンポイントアドバイス
クリオスタットでよい標本を作製するコツ
山田 範幸
1
,
栁川 直樹
1,2
1岩手医科大学附属病院病理診断科
2岩手医科大学医学部病理診断学講座
pp.604-605
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543209347
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はじめに
日常業務で行われる術中迅速診断では,腫瘍の有無,切除断端の評価,リンパ節転移の有無,近傍組織への播種の有無など,さまざまな目的で各科から検体が提出される.正確な迅速病理診断を行うには,短時間でパラフィン切片標本と同等の標本を作製することが求められる.すなわち,クリオスタットでよい標本を作製できるか否かがポイントとなる.今回は,岩手医科大学附属病院で行っている包埋のコツについて紹介する.
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