病気のはなし
尿路感染症
東郷 容和
1
,
貝塚 洋平
1
,
長澤 誠司
1
,
山本 新吾
2
1川西市立総合医療センター泌尿器科
2兵庫医科大学泌尿器科
pp.1284-1288
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543209170
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Point
●尿路感染症は基礎疾患の有無により単純性尿路感染症と複雑性尿路感染症に分けられる.
●複雑性尿路感染症は,単純性尿路感染症と比較して,原因菌は多岐にわたり,薬剤耐性菌の分離頻度が高いことが特徴である.
●抗菌薬の治療とともに,基礎疾患の治療を行うことが重要であり,尿路の閉塞(尿閉や水腎症)をきたしている際には尿路のドレナージ術を行う必要がある.
●抗菌薬投与前に各種培養検査(尿,血液)を行い,結果がわかり次第,抗菌薬の選択を再検討することが重要である.
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