技術講座 血液
骨髄増殖性腫瘍の検査
落合 友則
1,2,3
,
小松 則夫
1,2,3
1順天堂大学大学院医学研究科骨髄増殖性腫瘍治療薬開発講座
2順天堂大学大学院医学研究科先進血液病態学講座
3順天堂大学大学院医学研究科血液内科学
pp.118-124
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208613
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Point
●骨髄増殖性腫瘍には真性多血症(PV),本態性血小板血症(ET),原発性骨髄線維症(PMF)が含まれます.
●これらの疾患の確定診断には血算の他に,骨髄検査と遺伝子検査が必須です.
●WHO分類2016の診断基準では骨髄所見が重要視され,特にETと前線維化期のPMFとの鑑別に重要です.
●骨髄増殖性腫瘍ではフィラデルフィア染色体が陰性であることを確認し,JAK2,CALR,MPL遺伝子変異を解析することが重要です.
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