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あとがき・次号予告
谷口 智也
pp.1206
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207388
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2015年4月から新たに微生物学的検査を目的とした鼻腔・咽頭・皮膚・口腔・肛門からの検体採取が臨床検査技師の仕事に含まれ,さらに2017年6月には検体検査の精度確保に関する医療法の一部改正と,臨床検査技師を取り巻く環境が急激な変化を迎えています.これに伴い臨床検査技師を養成する指定校では,単位数増加に伴う学則変更,教育内容の再構築,シラバス作成,担当する教員など,その対応に迫られています.学生はわれわれが20年以上かけて経験し,積み上げてきたことを短期間で学ばなければなりません.
そこで,今月号の表紙のピックアップは,フォーカス「新たな検体採取等業務に必要とされる医療安全管理学」を取り上げました.今回,法改正後に日本で初めて本講座を担当した萩原三千男先生(東京医科歯科大学医学部附属病院検査部技師長)に,これまで散在していた医療安全の内容を試行錯誤の末,再構築していただき,実際の授業内容をオープンに説明していただきました.萩原先生は,単に検体採取の業務を足しただけにとどまらず,“患者との良好な信頼関係および配慮”について述べています.また,今後の方向性として在宅医療を視野に入れていることが挙げられます.これと同期するように今月号では,フォーカス「在宅医療時代の臨床検査“在宅臨床検査”考」をクローズアップし掲載しています.
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