技術講座 生理
シリーズ 検査技師に求められる感染防御対策・5
生理検査室における感染防御対策
長田 美智子
1
,
長田 誠
1
1山梨大学医学部附属病院検査部
pp.110-115
発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206338
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
●生理検査室の感染対策は,医療従事者と患者の両面から考えなくてはならない.患者から検査技師への感染,検査技師から患者への感染,そして医療器具や医療従事者を介した患者への感染というそれぞれの立場で,感染の危険を意識する必要がある.
●感染経路を意識した感染対策を常に心掛け,検査機器を含めた検査室の衛生管理にも配慮した検査室の感染対策マニュアルを作成し,マニュアルに沿った対策を習慣づけていくことが大切である.
●検査後に重篤な感染が確認された場合は追跡調査が必要となるため,全ての患者について,いつ,誰が検査を担当したか明確にしておくことが必要である.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.