技術講座 病理
ボディアン染色
田原 澄江
1
1群馬大学医学部第一病理学教室
pp.1395-1398
発行日 1989年10月1日
Published Date 1989/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205208
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サマリー
神経原線維は神経細胞体とその突起にみられる鍍銀法によって好銀性を示す線維構造である.神経原線維の鍍銀法によって神経細胞の突起の様子や神経組織の線維構造が鮮明となる,アルツハイマー神経原線維病変などの神経細胞病変の検索にも鍍銀法は有効である.鍍銀法にはさまざまな方法があるが,ボディアン法はパラフィン切片で行うことができ,日常の病理検査でもよく用いられている鍍銀法である.ボディアン法の手技の実際について述べた.
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