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AMSによる細菌検査
奥住 捷子
1
1東大病院中央検査部
pp.250
発行日 1985年3月1日
Published Date 1985/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203294
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自動細菌検査装置(auto microbic system;AMS)では,ディスポーザブルの各種プラスチックカードを使って,菌種名の同定と薬剤感受性が調べられる.グラム陰性菌,特に腸内細菌やビブリオ,Psedomonas aeruginosaでは4時間以内で,P. aeruginosa以外のブドウ糖非醗酵グラム陰性桿菌やPasteurellaなどでは6〜18時間でそれぞれ菌名の同定が可能であり,グラム陽性菌では4〜15時間以内で,分裂が速く生物活性のよい菌は4時間以内で同定できる.同時にその菌に適合した感受性カードを併用すれば,菌種名と感受性値(10時間以内)が自動的にプリントアウトされる.
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