技術講座 血清
血中抗甲状腺抗体の検出法
網野 信行
1
1大阪大学中央臨床検査部臨床検査診断学
pp.1001-1006
発行日 1980年12月1日
Published Date 1980/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202180
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血中抗甲状腺抗体の測定は自己免疫性甲状腺疾患,すなわち橋本病及びバセドゥ病の診断に不可欠となっている.我が国で開発された受身赤血球凝集反応による抗甲状腺マイクロゾーム抗体測定は臨床上極めて有用であり,現在欧米でも一般的に普及し使用されつつある.以下抗甲状腺抗体測定法につき概説し,現在我が国でルーチン検査として繁用されている受身赤血球凝集反応による抗サイログロブリン抗体及び抗甲状腺マイクロゾーム抗体の検出法につき解説する.
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