神戸大学医学部附属臨床検査技師学校—新校舎で気分も新たに

　1978年9月，わずか半年間通っただけの私たち1年生にとっても名残惜しい見慣れた古い学舎から4階建ての新しい学舎へ，我が神戸大学医学部附属臨床検査技師学校は同看護学校とともに移転しました．旧学舎は神大附属病院の敷地内にあり，市の中心部にも近く便利は良かったのですが，絶えず自動車のエンジン音が聞こえていました．新しい学舎は，ちょうど今開発中の名谷という所にあり，あちこちで学校や団地やビル，道路や橋などが建設されています．神戸と言えば坂の多い所で有名ですが，我が校も地下鉄名谷駅から緩やかな坂道を約1kmほど登った所にあり，教室の窓からは，瀬戸内海に浮かぶ淡路島をはっきりと見ることができます．校舎はそれほど大きくありません．でも校庭は，まだ完全に整備されてはいませんが，かなり広く多くの苗木が植樹されテニスコートやプールも計画されており，広々とした環境に恵まれた学校です．

　次に我が校の歴史を紹介します．1969年4月，衛生検査技師学校（2年課程）として創設され，次いで臨床検査技師学校（3年課程）に整備され，更に1976年10月には，学制上，高等専修学校として昇格しました．