測定法の基礎理論 なぜこうなるの?
ヘマトクリット
新谷 和夫
1
1関東逓信病院血液学検査科部
pp.897-900
発行日 1977年12月1日
Published Date 1977/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201511
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血液学的検査のなかで,簡単でしかも精度が高く,臨床的意義も大きい検査法をあげるとなるとヘマトクリットはその代表的なものであろう.
一般にヘマトクリットは赤血球容積と呼ばれ,かつてはウイントローブ法が主体であったが,現在では毛細管ヘマトクリット法が普及している.この両者はともに末梢血を対象とするが,このほかに体ヘマトクリットというのもある.また同じ末梢血を対象としても遠心法でなく自動測定も盛んになっている.
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