病人と病気と病院
入院と外来
島内 武文
1
1東北大・病院管理学
pp.12-15
発行日 1973年9月1日
Published Date 1973/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200235
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■医療要求と医療需要
われわれは通常何らかの自覚的ないし他覚的症状をもって医療を求める.このように医療を求めることを医療要求(need)と呼ぶこととする.もちろん中には当人は症状がないのに予防のため,または他人にすすめられて医療を要求する者もないではない.
これらの医療要求はそのまま常に満足させられるとは限らない.へき地,洋上など医師の得にくい所,また夜間や急場などのために十分な医療が受けられない場合もある.医療要求に対して医療が提供された場合,これを医療需要(demand)と呼ぶ.この需要の現われ方はその時代,その地域などによって種々である.かつてはこれが"まじない"や売薬によった時代もあり,本題にあげたような外来や入院などが今日は主なものであるが,昼間病院(day hospital),夜間病院(night hospital),集団開業(group practice)など種々の形式もくふうされてきた.
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