増刊号 この検査データを読めますか?―検査値から病態を探る
Ⅰ 肝・胆・膵疾患
2 職場健診でALT高値を指摘された42歳の男性《C型慢性肝炎》
伊藤 敬義
1
,
宮下 みゆき
1
1昭和大学医学部内科学講座消化器内科学部門
pp.878-883
発行日 2012年9月15日
Published Date 2012/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103669
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Ⅰ.症例
42歳の男性.ある会社の嘱託産業医から定期健康診断で軽度の肝障害を指摘され,紹介された.15年前より現在の職場に勤務している.過去にも肝障害を指摘されたことがあり,脂肪肝として説明されていた.
家族歴に特記すべき事項なし.飲酒歴はビール350mL,毎日.喫煙歴なし.
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