今月の表紙
乳腺顆粒細胞腫
森谷 卓也
1
,
中島 一毅
2
1川崎医科大学病理学2
2川崎医科大学乳腺甲状腺外科
pp.364
発行日 2011年5月1日
Published Date 2011/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103135
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【症例の概要】
60歳代,男性.数年前から左乳房のしこりに気づいていた.4年前に穿刺吸引細胞診(図1)と針生検で顆粒細胞腫(granular cell tumor)と診断された.悪性所見がないため経過をみていたが,今回摘出を希望され,手術が行われた.超音波検査(図2)では1時方向に12mm長径で多角形の腫瘤像を認め,周囲に構築の乱れを伴っていた.また,腫瘍周囲脂肪組織内にhalo様の像が存在した.
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