学会印象記 日本臨床検査自動化学会第39回大会
検査室からの挑戦
大竹 皓子
1
1慶應義塾大学病院中央臨床検査部
pp.1405
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101931
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日本臨床検査自動化学会第39回大会は,「検査室からの挑戦―創造と変革を求めて」を大会テーマとして,野村文夫大会長(千葉大学大学院医学研究院分子病態解析学)の下,9月26日~28日,パシフィコ横浜で開催された.特別講演,シンポジウム~,技術セミナー,機器・試薬セミナー,ランチョンセミナーそしてサテライトセミナーと,それぞれ臨床検査の最先端の話題を網羅したプログラムが組まれ,一般演題はすべて口演により339題が発表された.学会参加者は2,304人,展示会場入場者は7,550人(事務局発表)と大変盛会であった.
本学会では臨床検査の自動化に関連した多岐にわたるトピックスと新しい分析機器の情報が紹介される.なかでも遺伝子関連検査,POCT(point of care-testing),メタボリックシンドロームなどに関するものには多くの聴衆が集まり,ランチョンセミナーも同様で,これらの検査に対して非常に関心の高いことが窺われた.
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