臨床検査フロンティア 検査技術を生かせる新しい職種
第2種ME技術者
佐藤 尚
1
1聖マリアンナ医科大学病院クリニカルエンジニア部
pp.1390-1391
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101917
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はじめに
私は臨床検査技師の養成学校卒業後,大学の麻酔学研究室に就職し,養成学校や病院実習で使用経験のない医療機器・測定機器を使用して業務を行っていました.これらの機器を実際に手術室で使用しているところを見る機会があり,それらの機器を臨床工学技士が操作しているのを見て業務としてたいへん興味をもち,夜間2年間の臨床工学技士の養成学校(臨床検査技師,看護師,放射線技師などを対象とした短期間の養成コース)へ入学しました.その1年次に,勉強の一環として自分の実力を知るために,第2種ME技術実力検定試験を受験し取得しました.臨床工学技士免許取得後,クリニカルエンジニア部に所属し,現在は心臓血管手術時の人工心肺装置などの操作・保守点検やIABP(intra aortic balloon pumping,大動脈内バルーンパンピング)・PCPS(percutaneous cardiopulmonary support,経皮的心肺補助法)などの補助循環装置の操作・保守点検と心臓カテーテル業務を主業務として働いています.
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