Japanese
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研究
市販コレステロールキット(酵素法)の信頼性に関する検討
Evaluation of Some Commercial Kits for Enzymatic Analysis of Cholesterol.
松永 義朗
1
Yoshirou MATSUNACA
1
1関東中央病院臨床検査科
1Central Clinical Laboratory, The Kanto Central Hospital
pp.889-892
発行日 1978年8月15日
Published Date 1978/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914841
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はじめに
臨床検査の進歩と検査件数の増加に伴い,検査室作業の能率化の一助として現在臨床化学検査のキット類が多数市販されるようになった.私たちの検査室においても数種の検査に市販キットを導入しているが,各メーカーからそれぞれ異なる原理の様々な製品が発売されており,選択に苦しむことが多い.
1965年Barnett1)は臨床化学検査の測定技術の検討法を設定し,その方法によって市販キット類の信頼性を比較検討した1,2).筆者も1973年コレステロール直接法のキット5種を選び,製品によっていろいろな問題点のあることを明らかにした3).今回私たちは我が国で市販されているコレステロール酵素法キット6種を選び,その精密度及び正確度について比較検討を行った.
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