高速液体クロマトグラフィー・3
臨床化学的に興味がもたれる糖質
掛樋 一晃
1
,
本田 進
1
Kazuaki KAKEHI
1
,
Susumu HONDA
1
1近畿大学薬学部薬品分析学教室
pp.1006-1011
発行日 1988年9月15日
Published Date 1988/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913737
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体液中の遊離糖には疾病と関連して変動するものがあり,それぞれの疾病のマーカーとなりうるが,高速液体クロマトグラフィー(HPLC)はそれらを分析するために有力な手段となる.一方,体液や組織中の複合糖質の糖鎖は認識現象をはじめ多彩な生理的機能をもつと考えられ,それらの分析は臨床化学的に有意義である.これらの複合糖質類の分析においてもアフィニティークロマトグラフィーをはじめとするHPLCの手法が有力な分析手段となる.
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