今月の主題 造血器
カラーグラフ
造血器疾患の酵素細胞・組織化学および免疫学的染色法
林 祥剛
1
,
浦野 順文
1
Yoshitake HAYASHI
1
,
Yoshinori URANO
1
1東京大学医学部病理学教室
pp.1472-1474
発行日 1986年11月15日
Published Date 1986/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913173
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造血器障害の鑑別診断には,その病変が反応性のものか,腫瘍性のものか,また異常を呈した細胞は顆粒球系かリンパ球系か,その成熟度はどの段階にあるかなどを決定しなければならない.血液細胞の性格決定には以前はペルオキシダーゼ,SudanブラックBなどの酵素化学染色が主であったが,モノクローナル抗体が開発された今日では,PAP (ペルオキシダーゼ—抗ペルオキシダーゼ)法,ABC (アヴィジンービオチン複合体)法などの免疫染色が盛んに行われるようになった.
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