シリーズ・超音波診断・4
心臓・1—先天性疾患
里見 元義
1
,
高尾 篤良
1
Gengi SATOMI
1
,
Atsuyoshi TAKAO
1
1東京女子医科大学付属日本心臓血圧研究所循環器小児科
pp.400-403
発行日 1986年4月15日
Published Date 1986/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912931
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先天性心疾患の診断において心エコー図の果たす役割は大きく,本法は形態診断はもちろんのこと機能的診断に際しても非侵襲的方法の重要な部分を占めている.装置の飛躍的進歩に伴い分解能や画質は向上したが本来画像診断法であるため,先天性心疾患の診断に際しては,どうしても経験や予備知識が要求されることになる.それぞれの心臓の形態形成の特徴をその断面解剖とあわせて理解しておけば,比較的容易に診断可能である.あわせてそれぞれの疾患の血行動態の特徴を把握していれば,さらにその所見のえらえかたは正確なものとなる.
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