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資料
Marquette ECG Analysis ProgramとBonner Program Version 2による心電図自動診断結果の検討—調律異常診断を中心に
Study on the Diagnosis of the Computerized Electrocardiography between Marquette ECG Analysis Program and Bonner Program Version 2 : Special Reference to the Rhythm Abnormalities
荒谷 清
1
,
田中 由美
1
,
井上 和子
1
,
小林 利次
1
Kiyoshi ARAYA
1
,
Yumi TANAKA
1
,
Kazuko INOUE
1
,
Toshiji KOBAYASHI
1
1産業医科大学病院中央臨床検査部
1Dept. of Central Clinical Laboratory, School of Medicine, Univ. of Occupational and Environmental Health
pp.585-590
発行日 1985年5月15日
Published Date 1985/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912575
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はじめに
1960年代初めごろより行われてきたコンピューターによる心電図自動解析の研究は,近年実用化に向けて急速に発展し,現在では臨床用としてミニコンピューター・マイクロコンピューターを応用した数多くの解析システムが開発され,健診用・集検用として普及している1〜3).その診断精度においてはおのおののプログラムについて多くの報告がなされ4〜10),各プログラムの特徴が明らかにされている.著者らもIBM Bonner Program Version 2での期外収縮の診断率について検討し,診断の信頼性およびプログラムの特徴を報告した4).
今回は,調律異常の中でも特に出現頻度の高い期外収縮,心房粗・細動および心室内伝導異常を中心に,IBM Bonner Program Version 2と米国Marquette社が最近開発したMarquette ECG analysis Programでの自動解析の診断率の比較検討を行い,それらの診断精度,信頼性,限界について考察を加えた.
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