今月の主題 風変わりな感染経路の感染症
座談会
わが国における寄生虫疾患の現状
尾辻 義人
1
,
海老沢 功
2
,
荒木 国興
3
,
田中 寛
4
1鹿児島大学医学部内科学第二講座
2東邦大学医学部公衆衛生学教室
3国立公衆衛生院衛生微生物学部寄生虫衛生昆虫室
4東京大学医科学研究所寄生虫研究部
pp.306-313
発行日 1982年3月15日
Published Date 1982/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911502
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寄生虫は,感染の機会が減って減少しているようにみえるが,一方では新しい寄生虫が感染している.ひとつは海外で感染し持ち込まれたものであり,輸入食品が汚染されていることもある.また,珍奇な食品を口にして感染したり,新勢力として入れ替わったもの,日和見感染によるものなどが増加している.これらに,どのように対処すべきか.
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