新しいキットの紹介
Kinetic rate analyzer(LKB 8600)による免疫グロブリン定量法試薬の使用経験
林 康之
1
,
川上 恭子
2
1順天堂大学臨床病理
2順天堂医院中央検査部
pp.809-812
発行日 1981年7月15日
Published Date 1981/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911290
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はじめに
免疫グロブリンの定量法は,単純拡散法から最近のレーザーネフェロメトリーによる方法まで化学的,機械的観測値を求める自動化法へと変わりつつある.自動化の初めはEckman1)らのテクニコンオートアナライザーを用いたトランスフェリンの測定と思われるが,以後IgG,IgA,IgMへの応用2),更にレーザービームを光源に置き換えた遠心方式自動化(Rotochem Ⅱ)3),同様に遠心方式で340nmを利用した測定4),Kinetic analyzerで340nmを使う自動化法5)が次々に報告されてきた.
我々も最近ベーリンガーマンハイムのkinetic assay用キットを使用する機会を得,従来実施してきた単純拡散法とLKB 8600による測定法を検討したので,その成績を報告する.
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