組織と病変の見方—肉眼像と組織像の対比
内分泌器とその病変(1)
金子 仁
1
1日本医大老人病研究所基礎部
pp.461-464
発行日 1974年4月15日
Published Date 1974/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908520
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内分泌臓器のうち,下垂体および松果体につき記載する.下垂体は前葉,中葉,後葉と分けられ,前葉に嫌色素細胞(ACTHの産生).好酸性細胞(成長ホルモンGHを産生),好塩基細胞(性腺刺激ホルモンを産生)があり,中葉は色素細胞刺激ホルモンを出すといわれ,後葉からは抗利尿ホルモン.血圧上昇ホルモンなどを出す.
松果体の機能は明らかでないが,中葉ホルモンと拮抗するとの説がある.
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