1ページの知識 生化学
よう素−125
松村 義寛
1
1東女医大・生化学
pp.375
発行日 1970年4月15日
Published Date 1970/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906754
- 有料閲覧
- 文献概要
ラジオアイソトープはきわめて微量のものでも検出できるので,ラジオアイソトープで標識された化合物も,そのきわめて微量のものが測定できることになる.他方,抗原抗体反応は特異性が高く,特定の抗原—抗体の組み合わせの場合にのみ沈降反応が成立するが,この両者の組み合わせによって,ラジオイムノアッセイという微量分析法が発展してきた.
抗原性を有する物質の多くはタンパクであり,タンパク中のチロジン基はよう素と容易に反応するので,よう素のラジオアイソトープを用いて標識することができる.
Copyright © 1970, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.