特集 ディスポーザブル検査器具
ディスポーザブル検査器具使用の現状
臨床化学検査
佐々木 禎一
1
1札幌医大付属病院中央検査部
pp.744-746
発行日 1969年9月15日
Published Date 1969/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906513
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
普及のめざましい"ディスポーザブルDisposable(以下Dispoと略)検査器具"は,"自由に使用して処理できる"という意味のとおり,幾度も使用することなく1度使用したきりで使い捨てする検査器具のことである.したがって1度使用した後,滅菌したり,洗浄しなおして何回も使用してきた従来の検査器具に比べて,当初は何となく‘もったいない’という感じが念頭にあり,経費高になることを気にせざるをえないものである.
しかし一方検査の種類も件数も著しく増加しつつある現在,信用できる品質の一定規格のDispo製品を利用することは,これらの労働過重を緩和するに役だつものであり,事実臨床検査の分野ではすでにかなりの普及をみせている.
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.