グラフ
滅菌テスト・1—外科用材の滅菌テスト
古橋 正吉
1
,
新井 初音
2
,
上野 温子
3
1東京医歯大・手術部
2東京医歯大付属病院中央材料室
3東京医歯大付属病院手術部
pp.453-457
発行日 1969年6月15日
Published Date 1969/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906431
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
手術器械やリネン材料の滅菌には,高圧蒸気滅菌(オートクレープ)や酸化エチレンによるガス滅菌がひろく用いられている.しかし,滅菌装置によって滅菌が完全に行なわれたか否かを,常に調べておく必要がある.この滅菌効果確認のためにしばしば行なわれるのが,細菌培養法とケミカルインジケータといって,一種の検知カードを用いる方法である.細菌培養は確実だが,結果を得るまでに多少時間を要し,毎常実施できぬうらみがある.一方,検知カードの場合は,滅菌後ただちに結果が判明し,判定も簡単である.以下,病院で行なっている滅菌テスト法の1例を,順を追ってお目にかけよう.
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.