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テスターの使い方のいろいろ
高原 喜八郎
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1日本専売公社東京病院検査科
pp.417
発行日 1969年5月15日
Published Date 1969/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906421
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1.テスターの種類
検査室には心電計,光電光度計,pHメーター,電気泳動装置などのような弱電機器から,超音波洗浄機,電気恒温槽,遠心機などのようなセミ強電的な機器に至るまでの種々な装置がある.これらがスムーズに動作しなくなった場合,技師としては通常2とおりの場合を想定する.1つはユーザーでもできる簡単な手入れで再び使えるようになる場合(電源プラグ接触不良,ヒューズ断,電極リード線接触不良,可変抵抗器不良など)であり,いま1つは内部特殊部品の交換を必要とするような事故の場合である.トラブルの原因が前者か後者かをチェックする段階までは,少なくとも現場の技師がなすべきであろう.そのために使用するポピュラーな測定器がテスターである.テスターには市販1100円ぐらいから1万円以上の高級品があるが,どれでも電圧計,電流計オーム計の最低機能は保有している.
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