特集 一般臨床検査の要点—受験者の手引きを兼ねて
尿の定性および半定量
仁木 偉瑳夫
1
,
大川原 康夫
1
1京都府立医大臨床検査部
pp.636-642
発行日 1963年9月15日
Published Date 1963/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906154
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はじめに
日常行なわれる尿検査は種々の疾患を発見するいとぐちとなるばかりでなく,疾病の予後および治療効果を判定する上にもきわめて重要なものであり,臨床検査のうちでも最も頻度の高い基本的検査の一つです。
尿中に排出される代謝終末物質の量的または質的変化や異常物質の出現は,生体諸臓器の機能の変化や異常を知る指標であり,尿成分の病的変化を知るために実施されている化学的検査法の種類もきわめて多種に及びます。
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