座談会
臨床化学検査のバラツキ—同一試料による臨床化学検査データの発表会をふりかえって
松村 義寛
1
,
北村 元仕
2
,
石井 暢
3
,
山辺 昭代
4
,
岩津 瓔子
5
,
増淵 幸子
6
,
高橋 昭三
7
,
樫田 良精
8
1東京女子医大生化学教室
2虎の門病院臨床生化学科
3東京第一病院研究検査科
4東大病院
5日赤中央病院
6心臓血管研究所
7東大細菌学教室
8東大病院中央診療部
pp.50-61
発行日 1963年1月15日
Published Date 1963/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906064
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樫田 今日は去る5月の下旬に行ないました「同一試料による臨床化学検査データの発表会」,それの成績についていろいろな問題を検討してみたいと思います。今回のこのバラツキの検討は,本誌では一昨年やって以来第2回目でございます。
今回の催しに対する申込みは180もありましたけれども,実際に実測データを報告していただいた検査室の数は141室であります。日本の北から南は琉球まで参加されまして,この回収率は約78%ですが,大学病院から大規模な綜合病院,中小病院,診療所とあらゆる種類の医療機関がこれに協力してくれました。
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