研究
Un-testによる尿素窒素の測定について
茂手木 皓喜
1
,
山辺 昭代
1
,
牧野 義彰
1
,
井上 準子
1東大病院中央検査部生化学
pp.143-144
発行日 1962年2月15日
Published Date 1962/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905933
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Un-test (Hyland Laboratories)は血清および尿中尿素窒素の簡便定量用試薬で,(1)ウレアーゼ,(2)フェノール呈色試薬,(3)アルカリ性次亜塩素酸塩試薬の3種が1セットになっている。
原理は尿素をウレアーゼで分解しアンモニアとし,フェノールと次亜塩素酸ナトリウムを加えると,青色物質を生成する。この青色の強度はアンモニアの濃度に比例するのでこれを比色定量する。この発色は非常に鋭敏で,ネスラー試薬による呈色の10倍である。このため極少量の試料で測定することが可能であり,除蛋白操作の手間もはぶける。
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