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資料
HPLC法によるヘモグロビンA1C分析時におけるサンプリングに関する問題点
Problem of Sampling for Hemoglobin A1c Analysis using High Performance Liquid Chromatography Method
山田 満廣
1
,
南口 隆男
1
,
小味渕 智雄
1
Mitsuhiro YAMADA
1
,
Takao MINAMIGUCHI
1
,
Tomoo KOMIBUCHI
1
1大阪赤十字病院臨床検査部検体検査二課臨床化学
1Division of Clinical Chemistry, Department of Central Clinical Laboratories, Osaka Red Cross Hospital
キーワード:
HPLC法
,
ヘモグロビンA1c
,
サンプリング
,
血球下層
,
血球中層
Keyword:
HPLC法
,
ヘモグロビンA1c
,
サンプリング
,
血球下層
,
血球中層
pp.451-455
発行日 2002年4月15日
Published Date 2002/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905091
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大阪赤十字病院臨床検査部では,2001年2月,従来より使用してきた糖尿病関連検査機器である電極法によるグルコース,ならびにHPLC法によるヘモグロビンA1c(HbA1c)の分析装置をミニ搬送を装備した"DS-120システム"に更新したところ,HbA1cの測定値が従来の分析装置に比較してほとんどの検体で高値を得る結果となった.そこで,その原因について追求したところ,遠心分離後における血球層のいずれの部分からサンプリングを行うかによって,測定結果に乖離を生じることが判明した.すなわち,HbA1cは血球下層よりサンプリングし測定した場合に高値化し,さらに遠心分離速度については高速であるほど高い値を示すことが確認された。
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