今月の主題 基準値
病態識別値
ROC曲線の求め方と注意点
三宅 一徳
1
Kazunori MIYAKE
1
1順天堂大学医学部臨床病理学
キーワード:
感度・特異度
,
ROC曲線
,
病態識別値
Keyword:
感度・特異度
,
ROC曲線
,
病態識別値
pp.1409-1413
発行日 1996年12月15日
Published Date 1996/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903184
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検査の臨床的有用性は,その診断精度(感度・特異度)に依存する.ROC曲線(receiver operating characteristic curve)は,カットオフ値の変更による感度と特異度(偽陽性率)の変化によって描かれ,検査の診断精度を表す特性図である.ROC曲線は診断精度の評価および比較に不可欠の手法であり,病態識別値の設定にも応用できる.本稿では,ROC分析の概念と作成上の注意点を述べた.〔臨床検査40:1409-1413,1996〕
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