シリーズ最新医学講座―遺伝子診断 Technology編
HPA法
石田 一雄
1
,
賀来 満夫
2
Kazuo ISHIDA
1
,
Mitsuo KAKU
2
1聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター
2聖マリアンナ医科大学微生物学教室
キーワード:
遺伝子検査
,
DNA抽出
,
RNA抽出
Keyword:
遺伝子検査
,
DNA抽出
,
RNA抽出
pp.585-588
発行日 1996年5月15日
Published Date 1996/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902918
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はじめに
最近の分子遺伝学の進歩に伴い,多くの分野で遺伝子を利用した疾患の診断が臨床的に用いられるようになってきた.この遺伝子を利用した診断は,感染症,遺伝病,悪性腫瘍などの分野で基礎的研究および臨床応用などが検討されており,特に感染症の分野ではすでに診断キットが開発され,臨床応用されてきている1~3).
本稿ではDNA診断法の1つであるHPA法(hy-bridization protection assay)について,すでに臨床応用されている抗酸菌同定用キットを例としてその原理,方法,同定の実際について述べる.
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