今月の主題 結合組織
技術解説
血中ヒアルロン酸―慢性関節リウマチを中心として
松浦 豪
1
,
山中 健輔
1
,
橋本 三四郎
1
,
井上 明生
1
,
七條 茂樹
2
,
横山 三男
3
Tsuyoshi MATSUURA
1
,
Kensuke YAMANAKA
1
,
Sanshiro HASHIMOTO
1
,
Akio INOUE
1
,
Shigeki SHICHIJO
2
,
Mitsuo YOKOYAMA
3
1久留米大学医学部整形外科教室
2久留米大学医学部免疫学教室
3鹿児島大学医学部ウイルス学教室
キーワード:
ヒアルロン酸
,
ヒアルロン酸結合蛋白
,
慢性関節リウマチ
Keyword:
ヒアルロン酸
,
ヒアルロン酸結合蛋白
,
慢性関節リウマチ
pp.805-810
発行日 1994年7月15日
Published Date 1994/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902034
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われわれは,慢性関節リウマチ(RA)患者の血中ヒアルロン酸(HA)濃度を,新しく開発したsandwichbinding protein assay法により測定し,HAがRAの診断および病態を把握するマーカーの1つとして有用であるとの結論を得た.本法はRIを用いない検査法であるため,どこの検査室でも測定可能である.すでに本法は,慢性肝炎の肝硬変移行期の診断キットとして現在厚生省の健保適用を受けており,肝の線維化を示すマーカーとしても注目されている.〔臨床検査38:805-810,1994〕
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