目でみる症例―検査結果から病態診断へ・14
放射線甲状腺炎―超音波検査によるアプローチ
小松 誠
1
,
小林 信や
1
,
島田 寔
2
,
菅谷 昭
1
,
飯田 太
1
Makoto KOMATSU
1
,
Shinya KOBAYASHI
1
,
Makoto SHIMADA
2
,
Akira SUGENOYA
1
,
Futoshi IIDA
1
1信州大学第2外科教室
2諏訪赤十字病院外科
pp.233-236
発行日 1994年2月15日
Published Date 1994/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901876
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●検査結果●
皮膚ケロイド部においては明らかなmassを認めなかったが,偶然甲状腺部を観察したところ,甲状腺はその背側の頸長筋との境界が不鮮明であり,右葉厚8mm,左葉厚7mmと左右両葉ともに萎縮していた.また,内部構造は全体として粗造であり,小嚢胞およびエコー輝点が混在していた(図1~4).超音波診断装置は,アロカSSD-650,探触子は7.5MHzメカニカルセクタ型を使用した.
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