今月の主題 粘膜免疫と臨床検査
粘膜組織の検査
扁桃
形浦 昭克
1
,
坪田 大
1
Akikatsu KATAURA
1
,
Hiroshi TSUBOTA
1
1札幌医科大学耳鼻咽喉科
キーワード:
Waldeyer咽頭輪
,
凍結切片
,
免疫組織染色
,
遺伝子診断
Keyword:
Waldeyer咽頭輪
,
凍結切片
,
免疫組織染色
,
遺伝子診断
pp.771-774
発行日 1993年7月15日
Published Date 1993/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901602
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咽頭に存在する扁桃組織の集合体であるWaldeyerの咽頭輪には種々の疾患が生じ,その確定診断のためにはしばしば生検を要する.材料の採取に当たっては,原則的に粘膜,実質を分けることなく標本を得,特に悪性疾患において偽陰性の生じる可能性を考え,慎重に生検を実施する.得られた標本は,ホルマリン固定でヘマトキシリン・エオジン染色を行うのみならず,特に造血器系の腫瘍においては凍結切片をも準備しなければならない.〔臨床検査37(7):771-774,1993〕
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