今月の主題 酵素検査標準化の動向
測定法と技術的評価
LD,CKの常用基準法
大澤 進
1
Susumu OHSAWA
1
1千葉大学医学部附属病院検査部
キーワード:
乳酸デヒドロゲナーゼ
,
LD
,
クレアチンキナーゼ
,
CK
,
常用基準法
Keyword:
乳酸デヒドロゲナーゼ
,
LD
,
クレアチンキナーゼ
,
CK
,
常用基準法
pp.512-518
発行日 1993年5月15日
Published Date 1993/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901531
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常用基準法は37℃で測定されるが,温度変更に伴う普遍的な性能評価として6施設で実施した測定では,施設間差は乳酸デヒドロゲナーゼ(LD)でCV4.8,7.2%,またクレアチンキナーゼ(CK)でCV1.9,2.5%とそれぞれ満たされている.LDの測定に際しては予備加温時間が20秒と短いため,37℃測定の常用基準法では温度の確認が普遍性を確保するための重要な因子と考えられている.CKでは温度変更に伴う問題点は特筆するものはない.〔臨床検査37(5):1512-518,1993〕
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