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Rinsho Kensa Volume 36, Issue 12 （November 1992）

臨床検査 36巻12号（1992年11月発行）

Japanese English

研究

増殖細胞核抗原（PCNA）免疫染色における抗原性の復活法 An Antigen Retrieval Method of Immunostaining for Proliferating Cell Nuclear Antigen (PCNA) in Archival Tissues 古川文夫 ¹ , 古田京子 ¹ , 鈴木順子 ¹ , 三井雅之 ¹ , 榎並倫宣 ¹ , 西川秋佳 ¹ , 高橋道人 ¹ Fumio FURUKAWA ¹ , Kyoko FURUTA ¹ , Junko SUZUKI ¹ , Masayuki MITSUI ¹ , Tomonori ENAMI ¹ , Akiyoshi NISHIKAWA ¹ , Michihito TAKAHASHI ¹ ¹国立衛生試験所安全性生物試験研究センター病理部 ¹Division of Pathology, National Institute of Health Sciences キーワード：増殖細胞核抗原 , 抗原復活 , ホルマリン固定 , マイクロウエーブ , 硫酸亜鉛 Keyword: 増殖細胞核抗原 , 抗原復活 , ホルマリン固定 , マイクロウエーブ , 硫酸亜鉛 pp.1275-1278

発行日 1992年11月15日 Published Date 1992/11/15

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901346

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　長期のホルマリン浸漬固定標本における増殖細胞核抗原（PCNA）の抗原性の復活について検討した．その結果，薄切切片を抗原復活液，硫酸亜鉛溶液および蒸留水に浸漬し，マイクロウエーブを照射しPCNA免疫染色を行うことにより，硫酸亜鉛溶液＞蒸留水＞抗原復活溶液の順で強く染色された．この中で染色性および廃液処理などの問題を考慮すると，蒸留水中でマイクロウエーブを5分間照射する方法が優れた方法であると考えられた．