今月の特集 造血器・リンパ系腫瘍のWHO分類 第5版
扉
佐藤 尚武
1
1順天堂大学医学部臨床検査医学
pp.687
発行日 2023年7月15日
Published Date 2023/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203335
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2001年に出版された「造血器およびリンパ球系腫瘍のWHO分類 第3版」は,造血器・リンパ球系腫瘍分類のstandardとなり,広く普及しました.2008年に大改訂があり第4版が,さらに,2017年にその一部が改訂され,改訂第4版が出版されました.その後も遺伝子異常を中心に新知見は増え続け,第5版の刊行が決まり,2022年にはLeukemia誌にその概要が掲載されました.また,Webサイトではベータ版(有料)が公表されていますが,書籍はまだ出版されていません.
臨床検査担当者・従事者,特に血液学検査の担当者にとって,造血器・リンパ球系腫瘍のWHO分類は避けて通ることのできないものになっています.第5版ではWHO分類が大きく変化していますが,そのポイントについて,Leukemia誌に掲載された内容を中心に解説していただきました.本特集を通じて,変化を続けるWHO分類をcatchupしましょう.
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