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血液
機械法(フローサイトメトリー)による血算と肉眼法(鏡検)による血算の違いを教えてください
常名 政弘
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1東京大学医学部附属病院検査部
pp.314-315
発行日 2021年4月15日
Published Date 2021/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202613
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血球数算定
機械法による血算の基本的な原理には電気抵抗方式が用いられているが,近年ではフローサイトメトリー(FCM)法も利用されている.電気抵抗方式は細胞の容積によって分類しているため,破砕赤血球や巨大血小板の出現時には他の血球数に影響を及ぼすこと(誤差要因)が知られている.また,有核赤血球(赤芽球)は,核が残存し白血球として分類される.一方,FCM法では内部構造やメーカー独自の染色によって,それらの影響を抑えて測定される1).しかし,一部の疾患や病状で上記の細胞が多数出現している場合ではFCM法でも影響を受けることがある.そのようなときは肉眼法(鏡検)による補正が必要である.
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