増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック
Part.3 5章 技術的要求事項
5.7 検査後プロセス
病理検査からみた「5.7 検査後プロセス」
廣井 禎之
1
1新渡戸文化短期大学臨床検査学科病理学
pp.1250-1251
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202179
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「5.7 検査後プロセス」には,結果のレビューと臨床サンプル(試料)の保存,保持及び廃棄に関する内容が要求事項として挙げられている.結果のレビューは結果の報告前に検査結果をレビューし,正確性,精密性の確認を行うことが大切である.病理検査における臨床サンプル(試料)は生検や手術例の切除組織及び細胞診検体である.これらは「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法)1)において,感染性廃棄物に分類されており,法的に取扱いが決められている.又,病理・細胞診標本は,診療に関する諸記録とみなすべきであり,一定期間,病院ないし施設で保管の義務を有する.
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