増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック
Part.3 5章 技術的要求事項
5.4 検査前プロセス
病理検査からみた「5.4 検査前プロセス」
柳井 広之
1
1岡山大学病院病理診断科/病理部
pp.1199-1201
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202167
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病理検査ではほとんどの場合検体の採取が検査室外のスタッフにより行われ,検体の種類や形状が多岐にわたるため,検体のトレーサビリティを担保できるように検査依頼,搬送,受付の方法を定めなければならない.又,良好な標本作製だけでなく,遺伝子検査など他の検査への利用も意識して検体の取扱いや保管の方法を定める必要がある.本稿では,ISO15189で要求されている「5.4 検査前プロセス」のうち,病理検査に特有なことを中心に,岡山大学病院(以下,当院)の取組みをまじえて解説する.
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