Japanese
English
今月の特集1 The SLE
SLEの診断に関連する臨床検査
Laboratory and urinalysis findings of systemic lupus erythematosus
中西 研輔
1
,
金城 光代
2
1沖縄県立北部病院内科
2沖縄県立中部病院総合内科/リウマチ・膠原病科
キーワード:
全身性エリテマトーデス(SLE)
,
血球減少
,
マクロファージ活性症候群(MAS)
,
低補体血症
,
抗リン脂質抗体症候群(APS)
Keyword:
全身性エリテマトーデス(SLE)
,
血球減少
,
マクロファージ活性症候群(MAS)
,
低補体血症
,
抗リン脂質抗体症候群(APS)
pp.716-721
発行日 2016年7月15日
Published Date 2016/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200869
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Point
●全身性エリテマトーデス(SLE)患者において,血球減少や抗リン脂質抗体症候群(APS)の合併などの血液学的異常の頻度は高い.
●溶血性貧血と血小板減少が合併した場合には,末梢血塗抹検査で破砕赤血球の有無を確認する.
●補体はSLEの診断や治療効果判定だけでなく,腎炎の鑑別にも有用である.
●膠原病治療中の不明熱では,悪性腫瘍の合併やマクロファージ活性症候群(MAS)を含む後天性の血球貪食リンパ組織球増多症(HLH)を鑑別に挙げる.
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