増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ
Ⅱ章 検査前に必要なチェック
〔検体検査〕
検体編
佐藤 真由美
1,2
1国家公務員共済組合連合会虎の門病院臨床検体検査部
2横浜南共済病院臨床検査科
pp.1050-1056
発行日 2015年10月30日
Published Date 2015/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200548
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Point
●検体の採取・取り扱いについては,業務に不慣れなスタッフが,時間的な制約と緊張のなかでも確実に実施できる手順を構築しておくことが重要である.
●検体の不適切な取り扱いから発生する検査値の変動について,検査室側,臨床側の双方で知識を共有しておく必要がある.
●過誤のなかでも,容器違い,他者のラベル混入,輸液混入などのヒューマンエラーは発生頻度が高いので,検体採取をするときは,日ごろからオーダ内容と容器や本数の照合,容器やラベルのダブルチェック,複数回の患者認証を習慣付けるべきである.
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