増刊号 微生物検査 イエローページ
Ⅳ章 微生物検査室との連携
小児病院における細菌検査室と感染症科の連携
手塚 宜行
1
,
宮入 烈
1
1国立成育医療研究センター 生体防御系内科部 感染症科
キーワード:
小児
,
尿路感染症
,
Gram染色
,
耐性菌
,
カテーテル関連血流感染症
Keyword:
小児
,
尿路感染症
,
Gram染色
,
耐性菌
,
カテーテル関連血流感染症
pp.1442-1448
発行日 2014年10月30日
Published Date 2014/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200080
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●小児においても耐性菌による感染症が問題となってきている.薬剤感受性結果の理解は細菌検査室との情報共有で,より洗練されたものになり,また耐性菌検出情報をいち早く共有することで,より適切な治療や感染管理が可能となる.
●血流感染症などの重症感染症のマネジメントにおいて,可能な限り早く起炎菌を想定するためには,細菌検査室との連携が大切である.Gram染色から得られる詳細な情報や,培養結果の途中経過も含め情報を共有することで,より迅速に適切な治療へ変更することが可能となる.
●感染症診療において,細菌検査室との連携は欠かせない.
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