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今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値
血尿診断ガイドライン2013に沿った尿沈渣検査
Urine sediment analysis in alignment with the diagnostic guidelines for hematuria 2013
菊池 春人
1,2
1慶應義塾大学医学部 臨床検査医学
2慶應義塾大学病院 中央臨床検査部
キーワード:
血尿診断ガイドライン2013
,
尿沈渣検査
,
尿中赤血球形態
,
異型細胞
Keyword:
血尿診断ガイドライン2013
,
尿沈渣検査
,
尿中赤血球形態
,
異型細胞
pp.1164-1169
発行日 2014年10月15日
Published Date 2014/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200012
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●臨床的根拠のもとに尿沈渣赤血球5個/HPF以上を血尿の定義としている.
●糸球体性血尿,非糸球体性血尿の鑑別として尿中赤血球形態が重視されている.
●成人の血尿では,尿路上皮癌のスクリーニングが必要であり,尿沈渣では異型細胞を意識して鏡検すべきである.
●尿中有形成分分析装置で示される赤血球形態は,日本臨床検査標準協議会(JCCLS)GP1-P4の尿中赤血球形態判定基準とは考え方が異なるものであることを理解する必要があり,その限界について注意しておきたい.
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