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今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
血液ガス・電解質項目
Blood gases and electrolytes
桑 克彦
1
1産業技術総合研究所 計測標準研究部門
キーワード:
血液ガス
,
電解質
,
トレーサビリティ
,
基準範囲
,
個人の生理的変動幅
,
許容誤差限界
,
外部精度評価
Keyword:
血液ガス
,
電解質
,
トレーサビリティ
,
基準範囲
,
個人の生理的変動幅
,
許容誤差限界
,
外部精度評価
pp.180-192
発行日 2014年2月15日
Published Date 2014/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103803
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●血液ガス成分(pH,pCO2,pO2)と電解質成分(Na,K,Cl,イオン化Ca,Ca,Mg)の測定の標準化は,化学分析の合理性に従ってトレーサビリティ連鎖図を組み立てて行われている.
●血清標準物質などの実試料標準物質が日常検査法の校正に有効である.
●日常検査法のトレーサビリティが確保されると基準範囲,個人の生理的変動幅,許容誤差限界が設定され,これらを共通に用いることができる.
●大規模EQAとして,血液ガス成分についての実施が今後必要である.
●イオン化Caの測定については,救命救急では最重要項目ではあるが,臨床でのニーズを得る努力が必要である.
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