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今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ
深在性カンジダ症の診断と治療
Diagnosis and treatment of candidemia and invasive candidiasis
宇野 俊介
1
,
細川 直登
1
1亀田総合病院 総合診療・感染症科(感染症科)
キーワード:
深在性カンジダ症
,
カンジダ血症
,
血液培養
,
1
,
3-β-D-グルカン
Keyword:
深在性カンジダ症
,
カンジダ血症
,
血液培養
,
1
,
3-β-D-グルカン
pp.75-80
発行日 2014年1月15日
Published Date 2014/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103777
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●深在性カンジダ症とは,Candida属による血流感染を介した深部臓器の感染症で,特に免疫抑制患者や集中治療室(ICU)での患者で起こりやすい.
●診断のための血液培養は必須の検査であるが,陰性であっても必ずしも否定できない.
●1,3-β-D-グルカンなどの血清補助診断マーカーについては近年データが集積されつつあるが,それのみでは確定診断はできず,菌種同定もできない.したがって,血液培養を補完し,検査前確率を上げるために用いられる.
●Candida属は菌種によってほぼ感受性パターンが決まっているため,血液培養や組織培養での菌種同定が重要である.
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